天気痛ってしっていますか?
雨が降っていると、頭痛がひどくなる、めまいや耳鳴りがするという経験はありませんか?
倦怠感に襲われる、いつもより眠気を覚える、気分が落ち込むということもあるでしょう。
これらの症状を天気痛(気象病)といい、程度の差はあっても悩んでいる人は少なくありません。
雨の日など天候が悪い日に不調が現れる天気痛。その症状は多岐にわたり、頭痛にめまい、耳鳴り、肩や首、腰のこりや痛み、古傷の痛みなど体の不調に加え、倦怠感や眠気、気分の落ち込み、不安症といった気持ちに影響を与えるものまであります。その大きな要因が気圧の変化です。天候が崩れると気圧が徐々に下がり、鼓膜の奥にある内耳の気圧センサーがそれを察知。そして、その情報がストレスとして内耳から脳へと伝わります。そうすると、それに対抗しようとして、自律神経系の交感神経が活発になり、血流障害や筋肉の緊張を引き起こし、天気痛の症状が現れます。
では、ここでご自身の天気痛の可能性についてチェックしてみましょう。
- ① 天気の変化に敏感で、雨が降ることや気圧の変化がなんとなくわかる
- ② 新幹線や飛行機に乗った時に、耳が痛くなりやすい
- ③ 乗り物酔いをしやすい
- ④ よく耳鳴りがする
- ⑤ 耳抜きが苦手
- ⑥ 「台風が来る」というニュースが妙に気になる
- ⑦ 気分の浮き沈みが、天気によって左右されることがある
- ⑧ 春や梅雨の時期など、季節の変わり目に弱い
- ⑨ 暑い季節はのぼせやすく、寒い時期には冷えを感じやすい
- ⑩ 雨が降る前に、眠気やめまいを感じることがある
- ⑪ 雨が降る前に、頭が痛くなることがある
- ⑫ 肩がこりやすい
- ⑬ 首を痛めたことがある
- ⑭ 過去に大きなケガをした経験がある
- ⑮ 偏頭痛持ちである
これらの項目で当てはまる数が多いほど、天気痛の可能性が高いです。
①~⑤にチェックがある人
内耳が敏感なタイプ。
⑥~⑪にチェックがある人
天気の影響を受けやすいと言えます。
⑫~⑮にチェックがある人
天気痛を引き起こす引き金を持っている可能性が。
診断はあくまで目安なので、心配な方は必ず医療機関を受診してください。
天気痛の対策として最も重要なのは、症状が現れる前の予兆を察知するということです。痛みが出てからの対処では間に合いません。雨が降るとわかっている日に、軽いめまいが起こる、少し頭が痛い、眠くないのに生あくびが出るなど、天気痛の軽い症状が出始めた時がそのサイン。
天気痛に悩まされないためには、自律神経を整えることが一番。そのためには生活習慣の見直しも必要です。十分な睡眠時間もしくは質のよい睡眠、軽い運動、そして規則正しい食事を心がけてください。天気痛対策として効果的な栄養素はおもに、ビタミンB群、亜鉛、マグネシウムです。また、日ごろからストレスを溜め込まないようにしましょう。
さらに耳のマッサージや肩首のコリを取っておくことも重要です。
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春の何となく調子悪いは気候の変動も関係しているかもです。
暖かくなって活動的になるこれから!体を整えておきませんか?
※「天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療方法」(光文社新書)参照